資格検定百科

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【コラム】聞いたことある?「資格手当」

【コラム】聞いたことある?「資格手当」

コラム

はぁ~……。

ぴーけん君、なんだか元気がないみたいだけどどうしたの?
この前「今年はあの資格を取るんだ!」って意気込んでたじゃない?

実はね…受験料やテキスト代、通信教育とか、めちゃくちゃお金がかかるからちょっと悩んでるんだ…。

そうだよね。資格によっては数万円から数十万円もの出費がかかるし、資格取得は自己投資とはいえ、一時的な負担が大きいと感じる人も多いよね。

でも、企業が資格取得に関わるお金を負担してくれたり、毎月の手当に反映してくれる「資格手当」を出す企業があるのは知ってる?

知らなかった!うちの会社はどうなんだろう?

資格手当って何?

資格手当とは、特定の資格を保有している従業員に対して、企業が支給する金銭のことです。
法律上の規定はなく、企業ごとに異なりますが、一般的には以下の2種類があります。

【資格手当】資格の種類や数に応じて毎月の給料に加算される手当
【合格報奨金】資格を取得した際、合格祝いの意味合いで支給される金銭

資格手当は、業務に役立つ資格を持つことで、企業の業績や競争力の向上に貢献するという評価の表れです。
また、資格取得のモチベーションや維持のためのインセンティブともなります。合格報奨金は、資格取得の努力や成果を認めて、お祝いするという意味合いが強いです。

支給対象となる資格や金額は?

この前資格試験に合格した同期に聞いてみたら、会社から資格手当が支給されているんだって!僕が受ける予定の資格は対象になるのかな?

企業によって異なりますが、一般的には以下のような傾向があります。

・取得しなければ業務ができない資格や、業務に直接関係する資格に対しては、高額の資格手当が支給されることが多い
・業務に必須ではないが、役に立つ資格に対しては、低額~中額の資格手当が支給されることが多い
・業務に関係のない資格に対しては、資格手当が支給されないことが多い

例えば、以下のような資格に対しては、資格手当が支給されることが多いです。

国家資格…宅地建物取引士、社会保険労務士、危険物取扱者など
民間資格…日商簿記、TOEIC、ファイナンシャル・プランナーなど
資格手当の金額は企業の規定や資格の難易度や種類によって異なりますが、一般的には、1,000円から50,000円程度の範囲です。

資格手当は、資格取得にかかる費用を補填するだけでなく、資格保有者としてのスキルや知識を活かして、企業に貢献することを期待されているということを意味します。
資格手当をもらうことで、自分の価値や能力を高めることができるというメリットがあります。

ただし、企業によっては資格手当の支給期間を資格取得から一定期間と定めている場合がありますのでご注意ください。



資格手当がもらえたら、業務にも活かしたいって励みになるね!

そうだね。資格手当は資格取得にかかった費用や努力を報われるだけでなく、自分のスキルアップやキャリアアップにもつながる手当です。
資格手当をもらうためには、企業の規定や条件をよく確認し、資格を業務に活かすことが大切です。今後のキャリア形成について考えてみるのもいいかもしれませんね!

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