金融窓口サービス技能検定
職業能力開発促進法に基づく技能検定は、「労働者の有する技能を一定の基準によって検定し、これを公証する技能の国家検定制度」で、労働者の技能と地位の向上を図ることを目的としています。技能検定に合格した方には、国家資格である「技能士」の称号が付与されます。
一般社団法人 金融財政事情研究会は、平成14年6月に厚生労働大臣から「金融窓口サービス」の職種について指定試験機関の指定を受け、平成14年度から「金融窓口サービス技能検定」を実施しています。
金融窓口サービス技能士の資格を取得するには、「学科試験」と「実技試験」を受検し合格することが必要です。
BASIC基本情報
受検資格
【1級】
4年以上の実務経験を有する者(注1)
2級技能検定の合格者 (注2)
厚生労働省認定テラー技能審査2級合格者
【2級】
2年以上の実務経験を有する者(注1)
3級技能検定の合格者(注2)
厚生労働省認定テラー技能審査3級合格者
【3級】
金融機関関連業務に従事している者または従事しようとする者
(注1)実務経験を有する者とは、金融機関等において、窓口サービス業務またはこれに類する業務に携わった経験がある者を指します。自己申告制(第三者による証明は不要)ですが、虚偽・不正が発覚した場合は、試験の中止、合格の取消しを行う場合があります。実務経験年数は、受検申請受付最終日現在です。
(注2)「技能検定の合格者」とは、「テラー業務」「金融商品コンサルティング業務」のいずれの選択科目による合格かは問いません。たとえば、3級テラー業務あるいは3級金融商品コンサルティング業務の合格者は、いずれも2級学科試験または2級実技試験を受検することができます。
級の種類
1級、2級、3級
実施日
金融窓口サービス技能検定2級は2025年4月1日(火)より、1級は9月1日(月)よりCBT方式で実施します。
紙方式では実施いたしませんのでご注意ください。
受検料
【1級】
学科:8,900円、実技:17,000円
【2級】
学科:8,600円、実技:9,000円
【3級】
学科:5,000円、実技(テラー業務/金融商品コンサルティング業務):5,500円
試験会場
全国47都道府県の指定会場
出題形式
CBT方式
合格率
【1級】
学科:13.23%、実技:34.21%
【3級】
学科:46.64%
実技(テラー業務):75.20%、(金融商品コンサルティング業務):80.17%
※ 1級は2024年9月試験の結果、3級は2024年10月~2025年2月試験の結果
合否基準
全級、学科・実技ともに100点満点中70点以上の得点