資格検定百科

資格・検定 EXAMINATION

民間 専門スキル

葬祭ディレクター技能審査

葬祭ディレクター技能審査制度は、葬祭業に従事する人々の知識・技能の向上を図り、併せて社会的地位向上を図ることを目的として、1996年3月に厚生労働省(当時、労働省)より技能審査として認定を受けた制度です。試験は、厚生労働省に届け出た規程に基づき、葬祭ディレクター技能審査協会(1995年設立、以下、本協会)が実施しており、葬祭ディレクター(1級、2級)の認定は試験結果に基づき本協会が行っています。

BASIC基本情報

受験資格

1級:2023年9月30日現在、葬祭実務経験を5年以上有する者、
または2019年度以前の試験で2級合格後2年以上葬祭実務経験を有する者
2級:2023年9月30日現在、葬祭実務経験を2年以上有する者

級の種類

1級、2級

実施日

9月上旬

受験料

1級:55,400円
2級:39,700円

試験会場

札幌、仙台、大宮、東京、横浜、名古屋、京都、福岡

試験内容

■学科試験
葬儀及び関連する事項についての知識を評価するために行います。葬儀に係る仕事の内容について、意味も含めて正確に理解できているかを判定します。かつ、社会的環境・公衆衛生・法律・行政手続・遺族心理・宗教等の関連知識の有無も判定します。
■幕張
葬儀式場設営のための基礎能力を評価するために行います。自宅や寺院等での式場設営の基礎技術であり、伝統的な式場装飾法である幕張装飾技法の習熟度を判定します。かつ、設営課題実現のための目的意識と処理能力を判定します。
■接遇
葬儀の担当者としてのご遺族等への基本的な応接能力を評価するために行います。家族と死別した直後にあるご遺族や関係者に対して、適切な応接をすることができるか、挨拶、お悔やみ、意向を聴くこと、基本事項の確認を行うことを通して、礼等の基本的マナー、言葉遣い、進行の適切さ、姿勢、発声等を判定します。
■司会
葬儀運営のための基礎能力を評価するために行います。葬儀ならびに告別式の内容を理解し、参列者に配慮して適切な案内・進行ができるかを判定するものです。かつ、必要な日本語読解力、文章表現力が備わっているか、マナーが優れているかを判定します。
■実技筆記
葬祭ディレクターとしての実践面における理解ができているかを評価するために行います。特に顧客(とりわけ死別直後のご遺族)に対し、適切な言葉づかい、心配り、サービスマインドができているかを見ます。加えて一般常識をわきまえているか、顧客からの質問・要請・クレームに対して消費者の目線で適切に対応できるか、消費者(特にご遺族)からの信頼を得て、葬祭サービスを提供できるかを判定します。

合否基準

学科:70%以上の得点
実技:幕張、接遇、司会、実技筆記の点数を合計して70%以上の得点

問合せ先

葬祭ディレクター技能審査協会
メール:info@sousai-director.jp

電話番号: お問い合わせは上記メールアドレス宛にお願いします

URL: https://www.sousai-director.jp/

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